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​レイキ/霊気とは

レイキとはなにか
 

最新の科学によれば、宇宙も、宇宙に存在するものも、みな波動で出来ています。

私たちの周囲には波動が充満し、私達自身も波動だというのです。レイキも、そのような宇宙に充満する波動の一つです。

昔から、さまざまな波動の中に、病気を癒し、心に平安を与える高い波動が存在することが知られており、レイキ(霊気)と呼ばれていました。レイキは宇宙からの贈り物で、愛と、調和と、癒しのエネルギーといわれ、人の高い意識と響き合って、健康と幸福に導く波動です。

そのエネルギーを活用して、私たちの人生を、安らかに、豊かに、価値あるものにしよう、というのがレイキ法です。レイキ法は、手当療法からスタートし、病気や悩み、 怒り、心配などの不調和な波動と響き合わないよう、自己の波動を高めることをめざします。

臼井霊気療法の発祥

 

レイキ法はもともと霊気療法といい、1865年(慶応元年)に生まれた臼井甕男が始めました。
若いころ郷里の岐阜県を離れ、各種の職業を体験するうちに、
人生の目的とは何か、と深く考えるようになりました。

 

長い探求のあと、人生の目的は安心立命を得ることである、という結論に達しました。それは「人は宇宙から使命を与えられ、生かされている存在である」という真実を知ること。そして「人を生かしている宇宙が、私たちに病気や不幸を願うはずはない。宇宙を信頼して、人生で何が起こっても動揺せず、いつも安らかな心を保ちながら、自分の役割を果たして行けばよい」ということです。

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このように理解した臼井先生は、安心立命の境地を求めて、京都の寺で3年間の座禅を行いました。

しかし、めざす心の境地は得られず、ついに死を覚悟して鞍馬山で断食の結果、体内の波動と宇宙の波動が共鳴して、自己と宇宙との一体化が得られ、求めていた境地が完成しました。

臼井先生は、宇宙と共鳴した高い波動を、昔から言われている霊気だと直感しました。そして「霊気は宇宙からの導きの波動であり、霊気と響き合う生き方こそが、健康と幸福への道である」と悟りました。

帰宅の途中、次々と癒しの体験が続き、宇宙から癒しの力が与えられたことに気づきました。

この癒しは、鞍馬山での体験と同様、レイキの波動と響き合うことで、効果的に起こるものでした。

「これは、自分の体験を多くの人に分ち合えという、天の啓示である。誰でも出来る手当 療法を入り口にして、人生の目的である安心立命を伝えて行こう」と臼井先生は決意されました。

これを臼井霊気療法と名づけ、公開伝授してこの力を多くの人に伝えたい、と、1922年(大正11年)4月、東京で臼井霊気療法学会を創設し、多くの人に霊気療法を教えました。臼井霊気療法学会は現在も、臼井先生の伝統を連綿と継承しており、伝統霊気と

呼ばれています。
 

霊気法は、自分が霊気の通路となり、見たもの、出会ったもの、触れたもののすべてを癒して行くヒーリングテクニックです。霊気の通路になるということは、自分自身が大宇宙と同じ愛の存在となり、宇宙意識、宇宙のリズムと一体化して、宇宙からの愛の波動をそのまま受信し、さらにそのまま中継できるよう、クリアな自己に高めて行くことでもあります。

 

ストレスや病気・不幸など、すべての不調和は、単なる偶然や不運から起こっているのではなく、宇宙の中心からはずれ、または全体からズレて、宇宙のリズムとの響き合いが薄れていることの現れです。霊気法は「あなたを何者かに変身させる」ものではなく、再び宇宙のリズムとの響き合いを取り戻して「本来のあるべきあなた」に回帰させ、心身や、さらに深いレベルでの不調があれば解消し、魂にとって必要な学びが完成するように、サポートしてくれるものです。

 

西洋式レイキへの流れ

 

国内で伝承されてきた伝統霊気に対して、西洋式レイキと呼ばれる系統があります。

臼井先生の門下生は約2,000人、うち師範と呼ばれる指導者は21人でしたが、臼井先生から最後に師範として認定された林忠次郎(元軍医・海軍大佐)が、臼井霊気療法をハワイに伝えました。

林先生は、臼井先生の死後、林霊気研究会として独立しました。ハワイから日本へ病気治療に来た高田はわよの難病が完治した後、彼女は林先生から霊気を学び、林霊気研究会のレイキマスターとなりました。高田先生はハワイでレイキ治療を行い、晩年になり22名のレイキマスターを養成しました。

高田先生の死後、彼女の養成したレイキマスター達は2つの団体に分れ、レイキ療法の普及を始めました。学びやすく工夫されたレイキシステムと高い効果性が多くの人に認識され、瞬く間に世界中に普及しました。

現在、世界のレイキ実践者の数は、500万人以上といわれています。

 

伝統霊気と西洋式レイキの違い  

 

臼井霊気療法は、日本からハワイに渡り、アメリカから世界各地に伝わるうちに、少しずつ変化して行きました。日本にも1980年代の後半から、さまざまな考え方やテクニックを持つ西洋式レイキが伝えられました。

伝統霊気療法も、西洋式レイキも、それぞれ優れた特徴を持っています。伝統霊気は、まず病気の原因であるマイナス波動を見つけ、霊気を送って消滅させる、次に、マイナス波動と共振しないよう、意識を高めていく、さらに、霊気波動との響き合いを高め、安らかで豊かな人生をめざします。

西洋式レイキには、現代医学を補う有効な療法として、積極的に医療と関わって行こうという姿勢があり、心と体の治療に大きな成果を上げています。日本ではレイキのネットワークがNPO法人として認証され、医療機関との協力体制も徐々に進んでいますが、医療制度との関連もあり、全面的な認知には、まだまだ時間が必要です。

レイキの本質をめざして


レイキは、私たちの周囲にも純粋の光として充満していますが、それを受け取るには、意識を高めて常にレイキと響き合う生き方が必要です。日常のすべてがレイキと響き合うとき、真に健康で安らかな人生が実現します。

宇宙は調和の波動を送り続けていますが、私たち人間が宇宙の意思に背を向けて、思い思いの行動をしています。

宇宙の法則に沿った生き方をすること、これ以外に安心立命に至る道はありません。

霊気と響き合い、霊気を信頼してすべてを宇宙に任せる霊気ヒーリングは、宇宙と響き合って生きることのトレーニングです。

CD「現代霊気法」(NPO現代レイキの会)より抜粋

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